身近な自然を科学しよう!・・・科学部 薄川自然調査
残暑厳しい8月下旬、科学部は本校から歩いてすぐの場所にある薄川で自然調査を行いました。
今回の目的は、身近な自然に親しむことと、「科学する」ためのアプローチの仕方を学ぶことです。本調査は、本校と包括的連携協定を結んでいる信州大学とのご縁で、理学部の東城研究室(生物学)と保柳研究室(地質学)の若手研究者・学生の方々に協力していただきました。
フィールドワークではさまざまな水生生物を採集したり、川原の岩石を割って内部の様子を観察したりしました。当初、調査用の網やハンマーの扱いに苦労していましたが、信州大学の方々のご指導のもと、次第にコツをつかんでいきました。今回の調査には、地質の専門家である小坂校長も調査に同行されていました。部員が割るのに苦労していた大きな岩石を校長がいとも簡単に割った際には、一同とても驚いていました。野外で採集した生物や岩石は顕微鏡やルーペで観察し、種類を調べました。
ご指導していただいた信州大学の方々からは、貴重なアドバイスをいただくことができました。また、調査の合間には自身の研究についてお話していただき、大いに刺激を受けることが出来ました。今回の調査では、たかが水生昆虫、たかが石と思わずに、何事も関心を持てば、探究するべきことは無数にあることを学びました。
科学部は今後も周囲の自然調査を続け、松本地域のなりたちについてさらに学んでいきたいと思います。