【1学年】秀峰アドベンチャー vol.2
今年の「秀峰アドベンチャー」は2泊3日。
中日となった本日は、栂池自然園での探究フィールドワークです。
昨日の好天からは打って変わり、冷たい山の雨に打たれながらの活動となりました。
しかし、トレッキングシューズ、レインコート、防寒着など、しっかりと準備を整えてきた生徒たちは躊躇することなく、まるでフードにあたる雨音を楽しむかのように、元気いっぱい山へと繰り出しました。
晴れていれば望むことができたであろう白馬連峰の壮大な山々に想いを馳せながら、ゴンドラリフトとロープウェイを乗り継ぎ、一気に標高2,000メートルほどの 白馬山麓 中部山岳国立公園 栂池自然園 へ。
山のプロフェッショナルである「やまたみ」の山岳ガイドさん9名に導かれ、散策が始まりました。
今春は気温の高い日が多かったため、ミズバショウの最盛期は終わっていましたが、夏の訪れを告げる色とりどりの花々が咲いており、雨滴に揺れる姿もまた風情がありました。
小さな花を見つけては立ち止まり、熱く語られるガイドさんのお話にどの生徒も真剣に耳を傾け、たくさんの花の名前を覚えて帰ってきました。
立ち込める白霧の中に伸びる木道も幻想的でしたが、スッと霧が晴れたわずかなタイミングで姿を見せる白馬三山は格別で、いまだ雪渓が残る山肌は圧巻でした。
さすがに、山の雨は冷え込むので、プログラムを縮小しての帰宿となりましたが、十分に標高2,000メートルを満喫することができました。
「山に挑む」フィールドワークを、まさしく体現した1日。
厳しい山の天候も味わいながら、大自然に包まれる自分自身を見つめ、心もたくましくなったのではないでしょうか。
山に登る ゆっくり登る
知識の山は高くけわしい
友だち同士助け合って
足元の花もみつめて
山に挑む 新しい地平めざして
1年生もしっかり歌えるようになった本校の校歌。
しみじみとその歌詞を噛みしめた、現地リポーターがお届けしました。