【キャリア】　いじめ・ストーカー撲滅講演会

最近の生徒や学校を取り巻く社会問題を受けて、本校では絶対に「いじめ」や「いじめと思わしき」事案を起こさせず、また大学進学に合わせて、首都圏などの大都市圏で生活することへの予防策として「ストーカー被害」に関する知識をケーススタディー方式で学ぶ機会を設けています。

今回のキャリア講演会では、「NPO法人　いじめ・ストーカー撲滅協会」の理事の方々にご来校いただき、それぞれの経験を交えて、多くのことをお話いただきました。

代表の中島さま（元衆議院議員）からは、「いじめは、軽い気持ちから始まることが多い。相手のことを考えた学校生活を送ってほしい」と、日ごろの学校生活に潜むリスクをお話いただき、監事の今井さま（現公認会計士）からは、「私は、中学校時代は不登校であったが、自己目標に向かって努力することで、想像以上の大きな夢をかなえることができた」と、現状を改善させるのは、自分の努力が大切であるという力強いメッセージをいただきました。

また、現在もTVレポーターをなさっている東さまからは、「ストーカー被害は、自分の知らないところで始まっていることも多い。都会で生活するときには念には念を入れてほしい。」と、将来に向けての予防策をお話いただき、あわせて取材時の裏側の出来事や最近の社会問題に関する示唆など、当事者しか知らない非常に興味深いお話もいただきました。

その他、元財務大臣を経験された城島さまや元刑事の西村さまからも、本校生徒へ力強いメッセージをいただき、約1時間の講演会終了後も、質問が絶えないほどでした。

幸いにも、本校内では「いじめ」や「いじめと思わしき」事案は生じていないため、より安心した学校生活が行えるように、生徒個々の意識が引きあがり、決して他人事ではなく、身の回りで起こりうる事案であることを、改めて確認する機会となりました。

本校で行う「キャリア講演」は、将来に向けてのビジョン形成や予防など、自らが「どのように生きていくのか」「社会の最適解がどこになるのか」ということを考える機会となっています。これからも、単なる啓発活動の一環ではなく、自らが考え、行動できる指針になるような機会を設けてまいります。