【3学年】学校行事 北陸探究研修 最終日
本日で、今年度の「国内探究研修」最終日を迎えました。最終日は、「社会科学探究」として事前に計画を練り、金沢の街で伝統や文化に触れる探究活動を行いました。
「兼六園」「21世紀美術館」をメインとして、それぞれのテーマに合わせて、グループごとに街中を探究します。最終日のテーマが「社会科学探究」であることで、街=社会に出て様々な方と触れ合うことを意識しながら活動を行います。2日間の探究活動が、論理的や検証的であった分、この日の活動は行動的なものとなりました。
お店の方との話でも、最近の様子をヒアリングして、自説を検証するための証拠にしたり、外国の方と英語で会話することでおすすめスポットを共有したり、博物館や観光施設の方との対話から、ネットではわからない情報を得たりと、現地でしか学べないことを探究しました。「ひがし茶屋街」「近江町市場」「金沢駅周辺」など、金沢研修ゴールデンルートを散策する中でも、「学び」の要素を加えることで、今までとは違った探究となります。生徒達からも「単なる観光ではなかった」「食文化に多く触れることができた」「以前来た時よりも研究目線で街中を回れた」「すれ違う人と何気ないコミュニケーションが楽しかった」など、最終日の探究活動にふさわしい成果を感じ取れたようです。
また、金沢からの帰りは「北陸新幹線」に乗車することにし、公共のマナーを意識し、探究成果を共有する機会を設けることによって、この探究研修の、もう一つの目的である「社会性」も意識することができました。日頃は、学校と自宅周辺地域での生活ですが、日常を離れて客観的に「シャカイ」を感じることは、今後の生活に大きな意味を持つと考えています。
3日間を終えて、もちろん宿泊学習での「お約束」な出来事は起こりましたが、いずれも「人生の学び」として次につなげていこうというポジテイブな気持ちを感じさせてくれました。時間通りに集合ができたり、お世話になった方々にお礼を伝えられたり、最終日まで体調不良が一人も出なかったりなど、大きな成長につながったと引率の先生方も大変感動していました。
今回の「北陸探究研修」に向けて、ご理解とご協力をいただいた保護者のみなさま、現地で生徒たちの探究活動をサポートしていただいた関係者の方々、無事に研修を終えることができるように、かげながら尽力いただいたツアーコーディネーターの方々に改めて感謝申し上げます!
最後に、生徒の皆さん!本当に素晴らしい「探究姿勢」でした!この経験は、みなさんの今後の人生に、大きな意味をもたらすことでしょう!(現地レポーターより)