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学校行事

MSHIP医学進学プロジェクト第1回講演会

MSHIP医学進学プロジェクトでは、信州大学病院より長野県臓器移植コーディネーターの片岡秀樹氏を講師にお招きし、「脳死移植の現状、臓器提供の現状・問題点」をテーマに講演を行いました。今回の講演会は、信州大学との包括的な連携に関する協定に基づく初めての企画となります。

講演は臓器移植とはどのような医療か、臓器移植の歴史と法律、臓器移植と臓器提供の現状の3つの内容について順番に展開し、生徒は熱心に聞き入っていました。
片岡先生は、移植を受ける前の患者さんが使用することもある人工心臓を用意してくださり、生徒は直接医療器具に触れることで患者さんの気持ちになって考えることができました。

講演の最後には「臓器移植の順番はどのように決まるのか」「日本で行う移植と渡米して行う移植の違いは何か」など、積極的に質問する姿がみられました。また、講演後に直接講師の先生を訪ね、職業について詳しく聞く姿もあり、どの生徒も大いに刺激をうけたようです。
再生医療ともつながる今回の講演、将来医療従事者を目指す生徒には今回の内容から様々な視点でものごとを考え、しっかりとした倫理観をもってほしいと思います。

第2回MSHIP医学進学プロジェクト講演会は、9月7日(木)「病理診断、病理医の役割について」です。ご期待ください。

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