HEART Global ― 3日間の集大成ショーを終えて
1・2学年を対象に開催した「HEART Global ミュージック・アウトリーチ」。
3日間・14時間にわたるワークショップを終えた最終日の午後、保護者の方々をお迎えし、ワークショップで創り上げてきた秀峰生のショーを披露しました。
生徒たちはこの3日間、キャストとの心の交流を深めながら、自ら意見や感情を発信するようになっていきました。
ショーでは多くの生徒が、ソロパートや少人数パートを任されます。
生徒たちは「キャストの方が、君なら出来る、と強く背中を押してくれたおかげで勇気が出た」と、本番を楽しみにしながら最後のリハーサルに取り組みました。
また、友達の頑張りを「かっこ良かったよ!」「あいつすげぇな!」と応援する雰囲気が生まれ、生徒同士の絆も強まったようでした。
キャストの皆さんによる、ショーの第一幕。
圧巻の歌とダンスがもたらした感動。それは単なる「公演を観賞する」という体験を超えて、「あのお姉さんお兄さんが全力で本気の姿を見せてくれた」という、この3日間で築かれた絆が生み出した特別な感動も加わっていたように思います。
生徒たちは、自らの発表を前に、大きなエールを受け取りました。
そして、生徒たちとともに行われた第二幕。
「どのようなショーが展開されるのか」という保護者席からの熱い眼差しを受けながら、14時間におよぶワークショップを経て創り上げたショーが披露されます。
その舞台には、普段の学校生活とは異なる、非日常の3日間を通じて大きく成長した生徒たちの姿がありました。
ショーを終えると、そこには「めっちゃ楽しかった」「やり切った」と、心地よい疲れと達成感に満ちた表情を見せる生徒たちの姿がありました。
普段は内向的な生徒が「緊張したけど勇気を持ってやり遂げることができた、ソロに挑戦して良かった」と語る場面もありました。
自ら積極的に「来年もまたやりたいです」とスタッフに伝えに行く生徒もいたようです。
生徒とともに教員も、ワークショップからショーの本番まで参加しました。「先生と踊れてうれしかった」という声も聞かれました。
当初照れや恥じらいを持ちながら、次第に「本気で良いものを披露したい」という想いが高まっていく。その過程を共に過ごした教員たちも、生徒たちと同じように達成感に満ちた表情でショーを締めくくりました。
HEART Globalの合言葉である "Yes, and"(まずは、やってみよう)を体現し続けた3日間。
生徒たちには、この特別な経験で得られた貴重な学びや「挑戦する心」を、今後の人生の中で存分に活かしてほしいと願っています。