科学の甲子園全国大会~2日目~
3月17日、科学の甲子園全国大会2日目は、場所をサイデン化学アリーナに移して行われました。
本日の競技は3つで、そのすべてが実技競技です。これまで培ってきた知識、技能。そしてチームワークが試されます。
午前中に実技競技①が、午後に実技競技②と③が行われました。
実技競技は①が生物分野です。今年のテーマは「クラミドモナスと謎の粉末」です。クラミドモナスは光に対する走性があります。
その走性について、調べるとともに、そのシステムに関するある物質を探し当てようというものです。
続いて実技競技②は物理分野です。テーマは「光と色とエネルギー」です。5色のLEDを用いて様々な実験を行い、その結果をもとに考察を行うというものです。どちらも2時間、時間いっぱい取り組みました。
最終競技、実技③「ワイヤレス給電はばたきレース」は16時から行われました。②に出場した選手もメンバーの一人でしたが、上手にリラックスして本番に臨むことができました。
この競技は、事前公開競技であり、これまで1ヶ月半の取り組みをみせるときです。
150秒以内で30m先のゴールまでどれだけ早く到着できるかを競います。予選は2回です。どちらもスタート前にハプニングに見舞われましたが、冷静に対応できました。1回目は45秒、2回目は150秒でゴールできました。結果は47都道府県中7位の成績で、8チームで行われる決勝レースに出場することができました。
1週間前は360秒かかっていたものが、最後まで諦めず、仲間と協力して準備を進めた結果、見事決勝進出となりました!
決勝レースは距離が伸びて40mです。コースは1コース。1回勝負です。緊張のスタートを上手にクリアーし、30m地点で1度10秒の給電を行い、タッチの差で3位におよびませんでしたが、堂々の4位となりました!
出場選手4名はもちろん、8名のメンバー全員で喜びを分かち合いました。
夕食時には自ら各校に出向き、他校の工夫を教えてもらい、刺激を受けていました。「めちゃくちゃおもしろい」戻ってきて伝えられたこの感想がすべてを物語っています。応援、ありがとうございました。