医学進学プロジェクト 第1回講演会「医師を目指す君たちへ」
7月18日(水)松本協立病院より谷島義章医師をお迎えして「医師を目指す君たちへ」というテーマで講演会が開催されました。医学進学プロジェクト参加者に加え、多くの生徒が参加し、熱心に耳を傾けていました。
谷島医師は冒頭、ご自身の専門分野である「心臓血管外科」の手術についても紹介してくださいました。手術にかける時間は2~3時間でドラマのようにすばやく終わることはないこと、そしてその3倍以上の時間をかけて診断し、実際の手術のイメージトレーニングを何度も行って手術に望んでいるということを知ることができました。また、その話の中で特に印象に残ったのは、どれだけ手術の技術をもっていても、手術は患者さんのために行うのであって、決して自分のために行うのではないのだということでした。
その後はご自身の経験を交えて医師として必要な資質を伝えてくださいました。先生は「医師を目指す中、そして医師になったあとも挫折はたくさんある。自分も挫折ばかりの人生だ」とおっしゃっていました。その裏には「夢がないと挫折はない」というお考えがあり、今でも夢をもって突き進んでいらっしゃることがよくわかりました。最後に先生は「人間だけがもっている特権が"笑顔"である。本気で取り組んで、幸せだと実感し、自分自身が笑顔になるために道を切り開いていってほしい」というメッセージをくださいました。生徒たちの心に響く講演でした。生徒たちにとって「医師になりたい」という思いを再確認できる機会となりました。生徒たちの今後の躍進が楽しみです。本当にありがとうございました。